伝統的なペイズリーを落ち着いたカラーリングに抑えたジャカードネクタイ。
ペイズリーの原型とされるのは、ペルシャに起源を持つ「ボテ(boteh)」と呼ばれる曲線的な意匠。インド北部のカシミール地方で作られたショールにも用いられ、19世紀には英国へ渡り、スコットランドのPaisleyで盛んに生産されたことから、現在の呼び名が定着していきました。
今回は、ペイズリーを細かくまとめるのではなく、一柄を大きく見せています。ペイズリーの輪郭の中にも小さなモチーフや線を重ねているので、近くで見ると柄の細かさがよく分かります。
プリントではなくジャカードにすることで、生地の表面にわずかな凹凸が生まれ、光の当たり方で見え方にも変化が出ます。柄の大きさはありますが、色のトーンを抑えているので、Vゾーンで強く出すぎないのもポイントです。
合わせるなら、白やサックスなど無地のシャツがおすすめです。ブレザーやオックスフォードのボタンダウンシャツと合わせると、ペイズリーの持つクラシックな雰囲気が自然に活きてきます。フランネルやツイードのような表情のあるジャケットとも相性がよく、レジメンタルや小紋とはまた違う、少し奥行きのあるVゾーンをつくりたいときに選びたい一本です。
FAIRFAX CRAFTMANSHIP
FAIRFAXは、ネクタイを表地だけで考えていません。中に入れる芯地まで含めて、結んだときにどう見えるか、どう締まるかを考えています。
生地の質感や織り方によって、合う芯地も変わります。ノットの収まり、ディンプルの出方、締めたときのコシ。その一本に合うバランスを見ながら仕立てています。
生地、裁断、縫製。それぞれの工程を丁寧につなぎながら、最後はシャツとジャケットの間に収まったときにきれいに見えること。そこまで考える事が、FAIRFAX CRAFTMANSHIPです。